オーディションに落ちた
通っていているボーカルスクールの大きなオーディションに、2次審査で落ちた。
一次・二次・最終の3審査があり、去年は最終で落ちたので、今年リベンジを図ったのだが、まさかの二次落ち。
正直、二次審査まではある程度の力があれば通過できると思っていた。
自分なんかが通るくらいだから、大したことはないのだと。
でもそうではなかった。合否メールの言葉通り「厳正なる審査」が行われ、去年の私はそこで認められる力を発揮していたのだ。当たり前に通過できるものではないということ、私には認めてもらえる程度の力があるということ、少なくとも去年はあったということが、今年の二次審査で落ちて初めて分かった。
今回落ちた理由は、パフォーマンスに迫力がなくなっているからでは?というのが先生の考えだ。悪くないんだけど、いまいち自分を出し切れていないと。私も歌っていてそう感じる。オーディションとなると、なぜだか自分を隠してしまう気がする。
きっとそれは、二次審査なんて誰でも通るんだろうとか考えてしまうような、自己肯定感の低さから来るものだろう。
鏡に映る自分がブスでも、録音した歌声がキモくても、周りにひかれるくらい自信過剰でいなきゃいけないなと、思った。
年に2回しかないオーディションだけど、今回は落ちてよかった。
“明日まだ希望があるなら努力も厭わないつもりです”
Swinging popsicleで「サテツの塔」